2008年 04月 27日
結婚闘魂更新日
午前中、うかうかしていると更新期間を過ぎてしまうので、鮫洲の運転免許試験場まで免許更新手続きに行く。お気楽すぎる用事。前日に「アイ・アム・レジェンド」を見たので、ポッドキャストで町山智浩の映画批評を聞きながら自転車で20分。天気もよく、なんとも良い心持ち。

この5年間無事故・無違反だったので、遂に優良ドライバーの仲間入りである。ゴールド免許。何より講習時間が30分で済むのが嬉しい。

今回から免許証がICカード免許証なるものに様変わりした。文字通り免許証にICチップが埋め込まれていて、住所等の重要情報は専用の読み取り機がないと照会できない仕組み。実際、今回から本籍が表示されなくなり、いずれは現住所の表示もなくなるという(でも現住所の表示もなくなったら身分証明証としての機能を果たせるのだろうか?)。

システム自体は良い試みなのかもしれないが、このシステムを導入するために、どこぞの天下り団体が主導となって必要以上のコストを費やしたのかと思うとちょっと寂しい気持ちになる(裏をとっていないので全然違うかもしれないけどね)。

なお、講習では「安全運転のしおり」なるものをはじめとする数冊の冊子をもらった。このしおりがなかなか面白くて、非常に簡単ではあるが全国の交通事故発生数(死亡者、負傷者の内訳を含む)、都道府県・東京区市町村別死亡事故の発生状況等の統計情報が記載されている。

しおりの情報をもとに全国と東京の交通事故の死亡率を計算すると、東京の方が低いので意外な気がしたが、そもそも東京都の事故発生数自体が多いのでこれは当たり前か(全国に占める東京都の交通事故数は8.24%に上る)。また、都道府県別の死亡者数を見ると総じて都市圏が高いということは納得のいくところだが、上位を見るとトップの愛知県に次いで北海道が2位にランクインしているのが不思議であった。

他にも、同じ地域にある比較的田舎の都道府県同士でも死亡者数に2倍程度の差があったり(愛媛と徳島とか佐賀と熊本とか)、昼夜別の死亡事故率にほとんど差がなかったりと興味が尽きないが、講習中に携帯電話の電卓で必死に事故率とかブロック別の死亡者数を計算してるのはちょっと危ない人かもしれないと思って途中でやめた。職業病。

講習終了後、ちょうどお昼の時間だったので、5年に1度しか来ない鮫洲の記念にと試験場内の食堂でお昼をとる。とても小さくて、昭和の香り満載の食堂。ラーメンセットがおすすめということなので、それを頼む。

味は、これ以上平凡な味はないというくらい平凡を極めたものであった。運転免許試験場というのはかなり多様な人間が集まるところなので、おそらく誰からも文句を言われない味にするためにこのような平凡極まる味にたどり着いたのだろう。何の面白みもない味。まぁもともと何の期待もしていないが。

無感動な料理を食べながら、この味同様、誰からも嫌われない人間というのも全く面白味のない性格になるのだろうかと考える。恐ろしいことである。そして少し論理を飛躍させると、誰かに好かれる特性を持つということは、同時に誰かに嫌われることが「必然」と言えるのかもしれない。めちゃモテを全面に押し出す女性誌も、そういった見方をするとなかなかのホラー誌に見えてくる。

そんな下らないことを考えつつ鮫洲を後にし、午後は横浜へ。同期の結婚式が夏に横浜で行われ、なぜかそこで二次会を仕切ることになってしまったのだ。その下見。

東急目黒線からみなとみらい線に乗り換えて馬車道へ。氣志團の結婚闘魂行進曲でも聴いて行けば気分も盛り上がるのかも知れないが、あいにく俺のipodに氣志團の3文字が刻まれることは今もこの先もなく、小野リサのBOSSA HULA NOVAでアロハオエーな気分になりながら電車に揺られていく(最近このアルバムばかり聴いてるな)。窓外に広がるのはダイヤモンドヘッドではなく多摩川の河川敷でバーベキューをする家族連れや溝ノ口のビルだったりするのだが、それはそれでよい。

会場はSt. James Club迎賓館というところで、野毛坂の閑静な住宅街に佇む瀟酒な建物であった。この日も何組か結婚式が行われており、一帯は幸せな空気に包まれていた。同期夫妻より早く着いてしまったため、とりあえず一人で入ってみる。結婚の予定など全くない俺が、結婚の予定を持つ者しか訪れないこの場所に単身乗り込む様は獅子奮迅の快挙と讃えられてもいいくらいだが、まぁ奴ら(?)にしてみれば飛んで火にいる夏の虫といったところか。受付のお嬢さんに何か御用ですかとにこやかに出迎えられ、「結婚の予定はありませんが何か」とにじりよってやろうかと思ったが、とても可愛いお嬢さんだったのでやめておいた。

そんな午後を切り抜け、夜は同期夫妻と横浜港を眺めながら美味しいお食事とお酒をいただいたのだった。

俺の結婚はいつのことになるのか。

やれやれ。
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# by chinstrappenguin | 2008-04-27 19:02 | 日記 | Top Page
2008年 04月 26日
B型で悪いか
午前中はひたすら掃除し、暖かい日差しの中ドラッグストアやスーパーで買い物。平和すぎ。しかし午後は急に天気が崩れたので、家で過ごす。

本日、『B型 自分の説明書』という本をもらった。B型の性格について色々と書いてある、それだけの本。ちなみに俺はB型で、よく当てはまっているとのこと。まぁ、所詮バーナム効果。B型をなめんな。

曰く、「集団行動の中で1人だけフラフラ散歩したりする」とか、「まわりがやる気まんまんだとやる気しない。まわりがやる気ないと、がぜんやる気」とか、「”人にはそれぞれ意見がある”のは認めるけど、その意見は認めない。決して」とか。なるほどね。でも、こんなの皆に当てはまるでしょうが。全くの愚本である。

夜、22時からは恵比寿のDELIZIOSO ITALIAに行く。知人から量が多くて美味しいと聞いていたので、前から行ってみたかった店。ZESTの近くの交差点をほんのり裏に入ったところである。実際行ってみると、小ぢんまりしたイタリアの大衆食堂然とした店構えでなかなか感じが良い。

料理は、噂どおり盛りだくさんである。前菜はメカジキとルッコラのカルパッチョ、花付きズッキーニのチーズ揚げ。リコッタチーズとルッコラ(ルッコラ大好き)のピザと空豆の手打ちパスタ、メインが仔牛のタリアータ、デザートはミルクとヨーグルトのジェラート。これが全部プリフィクスの手軽な値段で食べられるので結構すごい。

味も、いちいち美味しいので非常に気に入ってしまった。俺は細かい味はよくわからないが、ご一緒した方がグルメなお嬢さんで、その方が美味しいといっていたので俺の発言も担保されているはず。

ちなみに俺の家の近くにはISOLAがあって、ここのナポリピザも非常に美味しいので知人と時々行くことがあるのだが、DELIZIOSO ITALIAはISOLAと同じ額で2.5倍のボリュームである。また行こう。

昼間の雨はすっかり上がっていたので、ほろ酔いのまま、散歩がてら深夜の道を歩いて帰るのであった。なんとも幸せ。
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# by chinstrappenguin | 2008-04-26 18:10 | 日記 | Top Page
2008年 04月 13日
萌え萌えバースデー
俺とナカノの誕生日祝いということで、ハラマンが誕生日会を企画して下さった。みほちゃん、めぐちゃん、そして参加できなかったゆみつーもお気持ちありがとうございます。

夜から集まって、まずは浅草の老舗・前川で鰻を楽しむ。俺はうなぎと聞いただけでテンションが上がってしまうほど鰻が好きなうえ、老舗ということで嬉しさはち切れる。しかも目の前の隅田川を眺めながらという粋な演出付き。さすがハラマン。

鰻を食べた後は、生クリームが異常に美味しいANGELINAのバースデーケーキをいただき(老舗の鰻屋にANGELINAのケーキを持ち込む人たちもそうはいないだろう)、皆さんからから誕生日プレゼントをいただく。前からほしかったペンギン型のOIL&VINEGAR BOTTLE。テラウレシス。

前川で談笑中にメイド喫茶の話が出て、その場にいる誰もメイド喫茶を経験したことがないということで、鰻の後は一路秋葉原へ。江戸の民は鰻の後にANGELINAのケーキやメイド喫茶を楽しむことはできない。20世紀に生まれてよかった。

タクシーで秋葉原に到着。降りて駅前を歩いていると、早速メイド服を着た女性達やアキバファッションの男性達に出くわす。彼らの原動力の一つは性的抑圧であり、時にそれは微分積分やサグラダ・ファミリアのような人類史上に残る偉業をもたらすので一概に否定はできないのだが、それでもメイドの格好で街を歩くのは異常な違和感を持たざるをえない。デジタルと東京の湿度と性的抑圧の融合は、想像を遥かに超える異形の文化を生み出したようだ。

さて、誰一人アキバに詳しくない我々一行には、メイド喫茶を探すのも一苦労である。しかも21:00を過ぎているため、見つけてもclosedなお店が多い。そんな中、「@home cafe」と掲げられた大きな看板を発見。遂にメイド喫茶を訪れるときがきた。

その後の流れは言うまでもない。「おかえりなさいませご主人様、お嬢様!」との掛け声に萌え、「萌え萌えビーム!」を注入してもらったおそろしく薄いカクテルを飲み、ナカノが意外とノリノリでメイドさんと写真撮影をし、俺はメイドさんとゲームと萌え萌えじゃんけんをし(「萌え萌えじゃんけん、じゃんけんポン!」と振り付きでじゃんけんをするのだ!)、萌え萌えじゃんけんに勝ったので@home caféのボールペンをゲットし、最後に全員が会員証をもらってメイド喫茶を後にした。テラモエス。楽しいじゃないか秋葉原。

「今年は能を楽しみたい」という俺の抱負を一瞬で吹き飛ばす、強烈な誕生日プレゼントを頂くことができました。かえすがえす、皆さまギザありがとうございました。
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# by chinstrappenguin | 2008-04-13 16:32 | 日記 | Top Page
2008年 04月 12日
CANDYブラバで派手ゴー!
金曜に打合せで郊外まで外出。久しぶりの外出でテンションが上がる。

週末かつ夕方というナイスなタイミングに打合せが終わったので、とりあえず上司と飲む。相変わらず仕事は全く片付かないが知ったことか。23時までノンストップで飲み、それからともちゃんのお店に行き、1時をまわってからはきっちゃんと合流して朝まで歌いまくる。仕事を忘れて楽しむのが目的の割に、遊ぶのは意外に仕事より疲れる。

カラオケのあと5時から9時までは、24時間営業の喫茶店で置いてある雑誌を精読。場末という概念をそのまま具象化したような喫茶店では、人の思考を停止させるほど厚化粧のお婆さんがレジを打っていた。

喫茶店に置いてある雑誌の9割以上が女性誌だったので、女性誌をお勉強。どうやら、今年はボヘミアンを取り入れたファッションが流行するらしい。曰く、「ちょこっと小花ボヘミアンが可愛い」、「ひら透けボヘミアンが可愛い」、「パステルボヘミアンが可愛い」、「肌見せボヘミアンが可愛い」。なるほどね。

広辞苑によれば、ボヘミアンとは、「ジプシーに同じ」、または「俗世間の掟に従わず放縦な生活をする人」とのこと。なお、前者のジプシーとは、「インド北西部が発祥の地といわれ、6〜7世紀から移動し始めて、今日ではヨーロッパ諸国・西アジア・北アフリカ・アメリカ合衆国に広く分布する民族」とのことである。CanCamやJJやViViといった雑誌がターゲットとする層に、6世紀からの歴史の重みを感じながら着衣を身にまとおうとする気概のある人たちはそれほど多くないと思うので、おそらく今年はジプシーの衣類の色調や形をほどよく取り入れながら、何となく自由な感じのする衣類が好まれるという程度のことだろう。

ボヘミアン特集のページをパラパラと過ぎると、今度は「CANDYブラバで派手ゴー!」とのタイトルが飛び込んでくる。…なんという呪文。

ともちゃんに聞くと、これはCANDYカラーのブランドバッグで派手かつゴージャスにいきましょうということらしい。

一方で放浪生活をする民族の文化を取り入れ、一方でブルジョワ御用達のブランドバッグを派手にきめる。21世紀のf1層はなかなかに器用だと思いながらさらにページを進めると、またも新しい概念に出会う。その名も「ゴシップ・ガール」。女性誌は難解だ。

ゴシップ・ガールの明確な定義はいまいちよくわからないが、「テイストはひとつじゃないのがゴシップ・ガール!」とのことである。なるほど、だからボヘミアンもCANDYブラバで派手ゴーも矛盾なく取り入れることができるのか。さらにJJによれば、そんなゴシップ・ガールは「甘ふわワンピ」も楽しめるらしい。甘くて(?)ふわふわしたワンピース。

俺のレポートも、甘ふわな感じでまとめてみようかな。
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# by chinstrappenguin | 2008-04-12 16:03 | 日記 | Top Page
2008年 04月 06日
10年後の世界と本日の俺様
相も変わらず多忙な一週間。日々業務に追われ、赤坂でニューハーフの方に唇を奪われるなど壮絶な夜をどうにか切り抜け、あっという間に週末。家事がおろそかになっていたため、部屋の中も雑然としている土曜の朝7:00、とりあえず色々と計画を練り直そうと思い、散歩がてら手帳を持ってスタバへ赴く。

コーヒーだけ頼もうと思ったのだが、陳列されているドーナツがあまりにも美味しそうだったので、合わせて注文。さすが世界的企業は客の心を掴むのが上手い。頭の中をドーナツでいっぱいにされ、おもむろに財布を取り出す。しかし、いざ財布を開くと、なんと150円しか入っていなかった。俺はどこの小学生だ。

あまりの出来事に固まる俺。店員も、朝一番に勢い良く訪れた割に150円しか持っていない客に驚愕のご様子。世界的企業の接客マニュアルにも今回の緊急事態への対応は書いていないだろう。なめんな。

しかし、ポケットをまさぐると奇跡的に千円札が見つかる。俺は普段大きめの財布を使っているので、手ぶらで出かけるときに財布を持たず紙幣だけ留めて持っていることがある。その名残であった。

昼前からは、通商問題のお勉強をする必要があったので、自転車で広尾の都立図書館に向かう。しかし、あまりにも日差しが柔らかで気持ちが良かったため、図書館を躊躇なくスルーしてそのまま渋谷まで買い物に出かけることにした。仕事で外をまわる機会が極端に少ない俺にとって、春の日差しは絶対に抗うことのできない魔力である。日本と欧米・アジアの貿易関係が10年後にどうなるかより、今日一日を自分がいかに気持ちよく過ごすかが喫緊の課題である。

ipodのジャンルをlatinに固定し、天現寺橋の交差点を恵比寿方面へ爆走。気持ちよすぎとか思って明治通りを走っていると、高校時代に陸上部に所属していた同僚が本格的なジョギングルックでジョギングしていた。健康的なオーラ出過ぎで、表面的LOHASな俺にとっては眩しすぎて困る。

渋谷では、先日お気に入りのワイングラスが割れてしまったので新しいものを購入し、カーテンを変えたかったのでインテリアショップを何軒か冷やかす。休日の渋谷といえど、午前中はそれほど混んでおらず気持ちよく買い物ができた。殺人的な混雑に巻き込まれる前に退散。

そんな気持ちのよい休日ライフも束の間、さあ、お勉強せねば。
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# by chinstrappenguin | 2008-04-06 15:37 | 日記 | Top Page
2008年 03月 30日
孔雀へのメタモルフォーゼ
金曜。同じ部署の方が来年度から大学教授になるということで、送別会。二次会は男性のみだったため、必然的にあまり上品ではない性的論考の会となる。一般男性が大統領候補に引けをとらぬほど饒舌になるひととき。

土曜。前夜の酒がやや残る午前中、とりあえず風呂に入りながら内田樹『女は何を欲望するか?』を読む。大雑把な論理展開であるが、それについてロジカルな批判を考えるほどの時間も動機も思考能力も持ち合わせていないため、適当に流す。ちなみにタイトルだけを見るとアダム徳永の著書と大差ないように思えるが、本書は単なるフェミニズム論である。まぁアダム徳永の方が好きなんだけど。

その後、小野リサのアロハオエーなアルバムを聴きつつ部屋の掃除など諸々の家事を終え、軽く考え事をしてから渋谷へ。本日は「大学院生の日々」でお馴染み、SHIGAKU氏の博士課程合格記念パーティーがあるのだった。

集合時間よりもひとあし早く渋谷に到着し、SHIGAKU 氏へのプレゼントとすべくDELFONICSでLAMYのsafariを購入。実は俺も欲しい一品。

集合場所は東急百貨店側のスタバだったのだが、プレゼントを購入してもまだ時間があったので、東急でエルメスやらグッチやらのブランドショップを冷やかし、さらにbunkamuraまでふらりと足を延ばす。ミュージアムショップではアンディ・ウォーホルのポストカードサイズ大のこましゃくれた作品集が15,000円で売られており、カフェでは有閑で金もたくさん持っていますがセンスがないために発情期の孔雀みたいな出で立ちになってしまいました風なおばさん達が歓談していた。なんとなく元気を奪われる。

さて、本番のSHIGAKU氏合格記念パーティーは、GOLDEN BURNINGというタイ料理屋にて開催。SHIGAKU氏にゆかりの深い面々が20名程度集合する。皆さま様々な方面でご活躍されているようで、何よりです。そして本日の主賓、SHIGAKU氏との対面も約2年ぶりである。会えてよかった。

それにしても、合格を祝うためにSHIGAKU-LOVEな方々が当たり前のように企画を起こし、皆さま忙しいにも関わらずこれだけの人が集まるSHIGAKU氏の求心力には感服するばかりである。まさにめちゃモテ。めちゃモテガーリーな人生を所望する諸姉は、とりあえず限界までページ数の肥大した女性誌を捨て、SHIGAKU氏に空手を習うのも一つの手である。書を捨てて町へ出てめちゃモテになろう。寺山修司。

日曜。日頃お世話になっている方のオケを見に文京シビックホールに赴く。イベール「バッカナール」、グリーグ「ペールギュント」、エルガー「交響曲第1番」という聴きやすいけどほんのり渋い選曲。久々に生オケを聴くことができてよかった。

文京シビックホールは後楽園にあるのだが、同日に東京ドームでX JAPANのライヴが行われていたため、南北線や後楽園周辺はX JAPANのファンが赤や金色の派手な頭で闊歩していた。

案外、数十年後にこういう人たちが発情期の孔雀に変貌するのかもしれない。
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# by chinstrappenguin | 2008-03-30 21:05 | 日記 | Top Page
2007年 08月 26日
ツンデレ蒲田
用事があって蒲田に行く。初蒲田。

蒲田といえば大田区。大田区といえば、世界に誇るものづくり中小企業の集積地帯である。ボロボロで今にも潰れそうな町工場から生み出される技術が、実はその分野での世界シェアの大半を占めており、連日世界中から依頼が来るような中小企業も珍しくない。そんな企業が集まるのがこの大田区である。

仕事柄、そういった企業の社長に会うことも多いが、どの社長もみな個性的で元気である。上場企業でエリート街道を歩んできたスマートな代表取締役とは風貌からして異なり、正に「おっちゃん」風な人が多いが、それがまた妙に格好良い。やはり、自分の会社を持ち、倒産の危機と常に格闘して生きている人は強く、そして味がある。

そんなイカした大田区の一つである蒲田。わくわくしながら降り立ったが、とりあえず臭い。なんか臭う。なぜだ。

聞くところによると蒲田は多数の鉱泉が湧出しているそうで、それが影響しているのだろうか。

原因不明な蒲田臭にゲンナリしながら、アロマスクエアという場所に逃げ込む。庶民くさい街中に突然そびえる綺麗な塔。隣にはアプリコという立派な区民ホールもある。ちなみに蒲田にはその他にも、雑然とした商店街を抜けたところに富士通ソリューションスクエアなる綺麗な建物があり、雑多な街とのあまりのギャップにちょっとギョッとする。街ぐるみのツンデレ。あなどり難い街だぜ。

そんなよく分からない街・蒲田で用事を済ませた帰り道では、アルゲリッチのこれでもかというくらい情熱的なショパンを聴く。ピアノ・ソナタ第2番、第3番、それとアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ。

どれも非常にいい曲だが、「華麗なる大ポロネーズ」なんて恥ずかしいくらい仰々しい邦題を付けたのはどんな輩なのだろうか。蒲田同様、こいつの恥ずかしい思考回路もよくわからない。

世界は謎でいっぱいだと改めて感じながら、帰路に就くのであった。
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# by chinstrappenguin | 2007-08-26 22:55 | 日記 | Top Page