2007年 07月 22日
地方都市およびミサ曲
日曜にバーベキューの予定が入っていたのだが、前々日の金曜に急に延期の旨が伝えられたため、週末は実家に帰ってゆっくり仕事をすることにした。

途中、浦和を通過する際に車窓から建設中のパルコが見える。パルコなんて松本にも新所沢にもひばりが丘にも、何気にいたるところで展開している大して珍しくもないショッピングセンターだが、浦和にとっては革命的な出来事である。地方都市浦和の狂乱である。

浦和を眺めた後、用事があったので大宮に立ち寄る。ecuteやルミネや丸井やロフトや東急ハンズがあり、まさにプチ新宿・プチ渋谷な様相を呈している。一方で、スタバに結構な待ち行列が出来ていたり(一列でかなり行儀が良い)、駅のホームがほんのりワンカップ臭かったり、一昔前か二昔前のヤンキー風ファッションでバッチリきめた10代のグループがたむろしていたりと、地方都市を地方都市たらしめる微妙な田舎感も漂っていて面白い。

とはいえ、最近は地方都市の都会化が急激に進んでおり、基本的には都内に出なくても大抵のものが手に入る。特に、ファッションについては都内の有名なショップが軒並み地方都市に展開しているので(浦和にルイ・ヴィトンが進出する恐るべき時代である)、若年層が都会に出ずに近くの地方都市で過ごすという現象が起きているようだ。

そのおかげで地方都市の犯罪率が増加し、ちょっとした社会問題であるとのこと(本当かどうかは各自で検証してくれ)。それを抑止するには、発展の段階で共同体としての結びつきを亡くしてしまった「東京」の後を追う画一的な都市化をやめ、昔ながらの共同体を大事にした、地方特有の発展をめざすべきなんて意見もあるようだ。そんな話を地域ブランドや中心市街地活性化の議論と絡めると面白いのだろう。

ま、地方の当事者にとっては、東京の真似事をした、のっぺりとした都市でも便利だし全然OK なんだけどね。

そんなことを感じながら、仕事を片付け、友人の悩みの受け皿をしているうちにあっという間に日曜が終わってしまったので、終電近くで我が家に戻る。休日の方が時間の流れが早いなんて、神様も残酷な感覚を用意してくれたものだ。

帰りの電車ではモーツァルトの大ミサ曲を通しで聴く。レクイエムよりクールな割に癒される曲(癒しを求めるほど疲れていないが…)。CDショップに行くと、わけのわからない癒し系イージーリスニングがいまだに根強い人気だが、そんなもの買うくらいならこっちを聴けばよいのに。

みんな仏教徒だからミサ曲は遠慮してんのかな。クリスマスは阿呆みたいに盛り上がるくせに。

ま、地方都市の発展と同じで、わかってても矛盾を解消できないってことあるよね。
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by chinstrappenguin | 2007-07-22 23:31 | 日記 | Top Page


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